2021.05.29
【ブランディング、採用サイト、YOUTUBE動画でいい人材を採用する方法】
2021/05/30
経営コンサルタントや士業の先生から、よく聞く話があります。
顧問先企業がどうもPR不足、デザインや広報戦略が弱い、
その部分を補ってあげたいけど自社にはそのリソースがなかったり、
選択と集中の観点から顧問先のデザインや広報、
PR戦略には手を出していない、といった話です。
特に売上事業規模が数億円~数十億円の中小企業の場合、
広告宣伝費にそこまで予算を割いておらず、
WEBサイトやパンフレット、企業ブランディング等の広報が不十分な会社が多いのも事実です。
また古くから付き合いのある印刷屋さんに全てお願いしているため、
どうもデザインがイマイチといった事もあり、
かと言って広告代理店に大きな予算をかけて販路拡大のプロモーションをする意思決定も難しい。
中小企業経営では、そんな状況も少なくないと思います。
補助金や助成金の申請する場合に、販路拡大のための広告宣伝費として、
またマーケティング戦略の中のプロモーション費として企業や商品ブランディング、
販売促進に着手する事も多いかと思います。
依頼する印刷会社やデザイン会社にしても、ただ単純に要望されたデザインを作るだけではなく、
本当は補助金申請資料に記載する様な、経営計画やマーケティング戦略、
イノベーション戦略を理解した上で、デザインやクリエイティブ作業をしてほしい!
経営コンサルタントや士業の先生方にはそんなニーズがあるのではないでしょうか?
経営理念や経営計画、マーケティングやイノベーション戦略の全体像を把握した上での、
広告宣伝・販売促進という事を理解してほしい!
そういうニーズに対して私たちがいつも提供する「ブランディングの進め方」があります。
ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則に出てくる「針鼠の概念」に近いものですが、
以下の様な進め方です。
まずは、経営コンサルタントと同席して顧問先企業を訪問します。
ウェブサイト等に掲載されている以上の情報を傾聴により把握します。
できれば経営者に直接経営理念やビジョンについて詳しくヒアリングします。
特に、何をどうやるか?の前になぜやるか?など動機の部分をよく聞きます。
次に経営指針書や計画など開示できるものがある場合はそれを共有してもらいます。
そして商品ブランディングや販売促進の場合は、
その商品の特徴や製造工程についても聞き、場合によっては工場等も見学させて頂きます。
初回のヒアリングが終わったら、クリエイティブブリーフという1枚ものの資料にまとめます。
この資料の内容に記載した捉え方を確認してもらい、
齟齬がなければ、そこからコンセプト設計に進めます。
制作する際、表現を創っていく際のコンセプトです。
これは受け手(顧客の先の顧客等)が主のものになります。
また同時に、その企業や商品のストーリー、経営者や開発メンバーの志、
デザインテイスト等もマーケティング戦略を意識しながらまとめていきます。
これらがまとまったら、企画書として顧客に提出します。
ここまで顧客の同意を得ながら進められていると、
デザインという抽象的な概念をカタチにしていく作業も、
実は結構ロジックであり、後工程がスムーズになります。
後工程とは、デザインワーク、取材、撮影、コピー制作、
WEBサイト制作、パンフレット作成、コーディング等であり、
全てのチームメンバーにクリエイティブブリーフと企画書等を共有して進めていくため、
軸がぶれません。
クリエイターはその目的や目標、マーケティング戦略を理解した上で、
表現力で思い切りジャンプしてくれればいいのです。
クリエイティブブリーフや課題解決型の企画書は、
経営コンサル事務所や税理士事務所の名前で提出する事も可能です。
顧客へのヒアリングの場面でもそうなのですが、
あくまでも私たちは裏方で動きます。
販路拡大にせよ企業ブランディングにせよ、マーケティン戦略にせよ、
実際に実行するのは顧客企業ですし、それをサポートするのが顧問税理士事務所や経営コンサルタントの役割だと思いますので、
ヒアリング等の際も「相手の中にある答えを導き出し、相手が行きたい所へ自力で行ける様に導く」コーチングの考えで臨みます。
実例を1つお伝えします。
あるコンサル事務所さんです。
メーカーの商品の新ブランドを立ち上げるにあたり、
クラウドファンディング用の映像制作とマクアケ専用サイトの制作、
取材、撮影、ロゴ開発、パッケージ制作を請け、
企業のオフィシャルサイトを制作しました。
そして別のお客様で私たちが貢献できない領域、
例えば補助金申請業務等の依頼はご紹介して、中小企業活性化を一緒に取り組んでいます。
こういった顧客貢献の取り組みを、金融機関、経営コンサルタント、税理士事務所、
社労士事務所と協業で進めていき、WINWINの事例をたくさん作っていければと思います。
私たちの志は、日本の魅力をもっと世界に発信していくこと、世界がよくなる仕事で喜びを創ることです。沢山の三方よしを創って行きたいと考えております。
吉岡寛人
古民家クリエイティブオフィスZen代表。 プロデューサーとして動く事が多く、中小企業の経営課題を理解しながら、経営的視点でのコンセプト立案や各種クリエイティブ提案を得意としています。中小企業や公共団体、大手鉄道会社等の販促企画・広報・集客実績多数あり。 日本経営士会認定経営士